心の冷えとはなんでしょうか。
不安、恐怖心、取り越し苦労などのネガティブな心の状態のことをいいます。
極端な例ですが、ひとつ紹介します。
大東亜戦争時、戦艦大和の乗組員で生き残った方の話です。
戦艦大和に対する米軍の激しい攻撃によって、
極度の恐怖心におかれた乗組員のなかには、
船室で動けなくなっていったようです。
それから、まず舌がシビレ、続いて手足がしびれて動けなくなります。
さらに目は見えなくなり耳も聴こえなくなるそうです。
話しかけても、殴り付けても全く反応しなくなり、
生きたまま死んだような状態になったそうです。
この体の状態を簡単に解説します。
極限状態の重度のストレスによって、
脳全体に突起を伸ばしている神経から
ノルアドレナリンやドーパミンなどの神経伝達物質が
放出されます。
ストレス負荷により、視床下部から副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン(CRH)が分泌されると
下垂体前葉から副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)の分泌が促進されます。
ACTHは副腎皮質を刺激し、コルチゾールが放出されます。
ストレスによって分泌された神経伝達物質の濃度が前頭前野で高まると
神経細胞間の活動が弱まります。そして血液からコルチゾールが前頭前野にやってくると
さらに細胞間の活動が弱まりやがて止まってしまいます。
ですから、舌が痺れ、手足が痺れ、目も見えなくなり耳も聞こえなくなってしまうのです。
これは心が極度に冷えた状態です。
極端な例ですが、これよりかは弱いとはいえ、
体に対する悪影響があることはおわかりいただけたと思います。
心が冷えても、体は様々な不調を起こしてくるのですね。
では、心を温めるにはどうしたらいいのでしょうか。
それは、やさしいこと、親切にする、人助けをすることです。
そして心が温まるとどうなるか、です。
《以下引用》
医学の権威、アラン・ラクスは「善行の持つ治癒力」について驚くべき発見をしたと発表しました。 親切なことをすると、運動したときと同じくらい体に良いことが実際に医学的に証明さ れたというのです。
他の人々を日常的に手助けしている人は、免疫システムが強まり、
心臓血管の循環がよくなって、幸福感、満足感が増し、寿命さえ延びるそうです。 週二時間~一日17分~の親切な行いをすることが
もっともめざましい結果を生むそうです。
《以上引用終わり》
やさしさの法則 1999年 著者ギャビン・ウィトセット 発行所ダイヤモンド社
善行がもたらす心理的効果
- うきうきする
- 心が高揚する
- 元気が出る
- 心が穏やかになる
- リラックスする
- 全体的な幸福感が増す
- 楽観的になる
- 安心感が増す
- 孤独感が薄らぐ
- 敵意が和らぐ
- うつの状態が軽くなる
- 無力感が薄らぐ
- 健康になった感じがする
- 他の人との連帯感が増す
- より大きなスピリチュアルなものとの一体感
・生理的効果
- 体が温まる
- 免疫力が高まる
- 痛みが和らぐ
- 体重がよりよくコントロールされる
- 不眠が軽減される
- ガンの進行が遅くなる
- 心臓血管の状態が改善される
- 胃酸が減る
- 心臓病が減る
- 血圧が下がる
- 酸素消費量が減る
- 術後の回復が早まる
- 風邪に引きにくくなる
- 血液循環がよくなる
- 神経痛・膠原病・喘息が軽減する
- 寿命が延びる
医学の新たな分野である、精神神経免疫学で
研究者たちはやさしいことばと親切な行いが
よい健康状態を保つために有効であることを
発見しました。
やさしい気持ちや親近感を持つだけでも、
私たちの防御の最前線である免疫システムが
強化されるのです。
たとえばふつうの風邪に対する抵抗力も
いつもやさしい気持ちを持つことによって著しく増します。
以上のような効果があります。
みなさんも是非親切運動をして、
心を温め、地球を温暖化しましょう!
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