前回、寒さを防ぐだけでなく、
積極的にあたためることが大切
とお伝えしました。
今日は具体的にあたためる
方法や場所をお伝えします。
お風呂は湯治ともいわれるくらい
一番手っ取り早いのは
「お風呂」
ですね。
冷えた身体をあたためるには
最高です。
身体だけでなく、こころもホッとする
入浴は最高の温活です。
風邪をひいたときも、
お風呂でしっかりと温まり
湯冷めしないうちに寝ましょう。
全身を満遍なくあたためることが
できるお風呂を利用しない手は
ありません。
自然療法でもおなじみの
当院でおすすめしているのは
「こんにゃく湿布」
やり方は→こちらから
こんにゃく湿布の優れている点は
ポイントをしっかりあたためられること。
お腹や足、腰など
冷えているポイントを狙ってできることです。
冷え症を良くしていくには
身体をあたためるだけでなく、
腸の力を上げていくことも必要です。
エネルギーは食べ物から
食べたものからエネルギーを
得ている私たちにとって
消化吸収してくれる腸の能力が
大事なのです。
こんにゃく湿布は、そんな腸の
働きを助けることができます。
お腹をしっかりあたため、
腸の活動を活発にします。
また腸には免疫機能の7割が
集まっているといわれています。
免疫機能は体温が低下するとともに
働きも悪くなってしまうので
あたためることは必須です。
冷えているところというのは
他の場所と比べて
熱を感じにくくなっています。
ひどいと
「いくら温めても感じない!」
という人もいます。
冷えのひどい人は、
足湯をしつつ、こんにゃく湿布や
湯たんぽでお腹をあたためる。
など、複数を同時に行い
徹底して熱を入れていく。
という方法をとります。
そうしていくと
平熱が徐々に上がっていきます。
当院の患者さんで、
「平熱が1度上がりました!」
と報告してくださった方もおります。
古代からあるお灸
つぎは「お灸」の話
以前は大型薬局に行けば
たいてい売っていたものですが
最近は減ってきました。
ないことは無いですが、
少なくなってきましたね。
みなさんが使いやすいのは
「せんねん灸」
ですね。
シール台のついたお灸で、
ライターやマッチで点火します。
ツボにくっつけて熱を感じるまで
待ちます。
もぐさの燃える香りも癒し効果があります。
ツボに温熱刺激を加えるので
とても効果的です。
扱いやツボのとり方が難しいので
一度専門家に教わった方が
いいと思います。
ナチュリカでも、
お灸講座を浜北の梅農家「寿梅園」さんで
開催しています。
春からは「お灸クラブ」として
月に1回ナチュリカで開催を予定しています。
ホームページや公式LINE、Facebookなどで
お知らせしますので、チェックしてください。
生活家電でもできます
アイロン療法
これは家庭にあるアイロンを使って
あたためる方法です。
アイロンがけが終わったついでに
やってみてください。
あたためる場所は、お腹や太もも
足先などです。
アイロンがけの終わった余熱を使います。
熱いので火傷には注意してください。
はじめはタオルの上から温めるようにします。
足先にタオルをかけ、その上からアイロンを
あてます。
動かしながら様子を見てあたためましょう。
足の裏やかかともあたためます。
かかとは熱が感じにくいのではないでしょうか。
心臓から遠い上に、骨なので血管が少ない。
なので冷えていることが多いです。
太ももも温めてみましょう。
前側だけでなく、内側も滑らすように
あたためてみてください。
太ももをあたためると体全体が
ポカポカしてきます。
慣れてきたらお腹もあたためてみてください。
いろいろ試してみて、続けられそうなものを
選んでください。
つづけられなければ
こんにゃくは茹でる手間がありますし、
お灸は火を使います。
アイロンを持っていない方もいると思います。
今は電子レンジであたためる湯たんぽもあります。
手軽にできるものもあります。
なにより、続けられなければ意味がありません。
あなたに合ったものを見つけてください。